リン酸チタニアは、その触媒効果で空気中の酸素・水分に反応して酸化還元により有機物・菌・ウイルスなどを分解・無毒化します。
その作用ですでに、電車やバス10,000車両以上で感染対策として導入されております。また、公共施設やホテル、文教施設、医療介護施設など多くの施設でも導入されています。
リン酸チタニアの大きな特徴として、アルコールや塩素などと異なり、抗菌効果が数年以上も付着する菌やウイルスに対して継続的に作用していきます。
消毒だけでは、瞬間的には対処できても、長期的に菌やウイルスを抑制することはできません。
現在、最も問題になっている「接触感染」の予防では、特に大きな効果があります。もちろん、様々な菌やウイルスの施工表面での検証効果で、エビデンスや安全性は証明されています。
【メカニズム(過酸化水素(H2O2)による酸化還元)】
〈有機物分解/抗菌〉
無光触媒の表面上(リン酸チタニア)にO2(酸素)とH20(水分)が触れることにより、e–(電子)とh+(正孔)が生じます。
このe–(電子)は、O2と、h+(正孔)はH2O(水分)と、それぞれ反応を起こし、O2–(スーパーオキサイドイオン)、–OH(水酸ラジカル)という2種の活性酸素を生成し、酸化力が強く、有機物のもつ電子を奪い分解します。
有機物とは、ニオイ、汚れ、細菌の元といえる物質ですので、防臭効果・防汚効果・抗菌効果を発揮することができます。